建設工事の見積書の見方

見積書は、合計金額だけで比べると失敗します。内訳と、含まれる範囲を見て判断しましょう。

見積書は、まず「内訳」を見る

見積書の合計金額だけを見て比べると、判断を間違えやすくなります。何がいくらで、どこまで含まれているかを、内訳で確認するのが基本です。

見積書の基本の構成

項目内容
材料費使う材料の費用。数量×単価で書かれているか
労務費職人の人件費。人数×日数×単価
外注費さらに別の業者に頼む作業の費用
諸経費(現場管理費など)交通費、駐車場代、現場の管理にかかる費用
法定福利費社会保険などの、事業主負担分。明示されているか
処分費・運搬費産廃の処分や運搬の費用
利益会社の取り分

見積書でチェックする6つのポイント

  1. 「一式」ばかりになっていないか。一式が多いと、何が含まれているか分かりません。主要な項目は、数量と単価に分けてもらいましょう。
  2. 含まれる範囲が、明記されているか。養生、清掃、処分費などが、金額に入っているかを確認します。
  3. 含まれない作業が、書かれているか。「別途」と書かれた項目が、あとで追加請求になりやすい部分です。
  4. 税抜か税込か。比べる会社の表示を、そろえて見ます。
  5. 有効期限があるか。資材の価格は変わるため、期限が決まっていることがあります。
  6. 工期と、着工できる日が書かれているか。

安すぎる見積りに注意

他社より極端に安い見積りは、次の可能性があります。

理由が分からないときは、「この金額に含まれていない作業はありますか」と、直接聞いてみましょう。誠実な会社は、きちんと答えます。

見積りを出す側のポイント

下請けとして見積りを出すときは、内訳を細かく書くほど、信頼されやすくなります。ゲンバヒッターの入札でも、労務費・材料費などの内訳を入力できます。

まとめ

見積書は、金額だけでなく、内訳・含まれる範囲・含まれない範囲を見て比べます。迷ったら、質問して、答えの分かりやすさも判断材料にしましょう。

関連:相見積もりの取り方、下請け契約書に書くべきこと

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