一人親方のインボイス対応
インボイスの登録は任意ですが、取引先との関係で、求められることがあります。判断の前に知っておきたいことを整理しました。
インボイス制度とは
インボイス制度(適格請求書等保存方式)は、消費税の計算で、「適格請求書(インボイス)」を使って仕入れの消費税を引く仕組みです。請求書を出す側が、「適格請求書発行事業者」として登録していないと、適格請求書を出せません。
一人親方に関係するところ
- 取引先(元請けなど)が、課税事業者の場合、あなたが適格請求書を出せないと、取引先は、消費税の仕入れ控除を、満額は受けられなくなります。
- そのため、取引先から「登録してほしい」と言われることがあります。
- 登録は任意です。登録しなくても、仕事はできます。
登録すると、どうなるか
| 登録する | 登録しない | |
|---|---|---|
| 請求書 | 適格請求書を出せる | 出せない |
| 消費税 | 課税事業者になり、消費税の申告・納税が必要 | 売上が小さければ、免税のまま |
| 取引先との関係 | 課税事業者の取引先と、取引しやすい | 値引きを求められる場合がある |
これまで消費税の納税が免除されていた小規模な事業者が登録すると、消費税を納める負担が生まれます。この負担を軽くするための特例や、経過措置が設けられてきましたが、内容や期限が段階的に変わっています。最新の内容は、国税庁の案内で確認してください。
登録するかどうかの考え方
- 取引先は、課税事業者か。元請けが課税事業者なら、登録を求められやすくなります。
- 売上の規模は、どのくらいか。消費税の納税による負担を、計算してみます。
- 取引先と、価格の話ができるか。登録しない代わりに、値引きを求められるかを、確認します。
登録するかどうかは、売上や取引先で、答えが変わります。税理士や、税務署の相談窓口に、一度相談するのが確実です。
適格請求書に書くこと
- 発行する事業者の名前と、登録番号(T + 13桁の数字)
- 取引の年月日
- 取引の内容(品名・工事内容)
- 税率ごとに分けた、合計額と、消費税額
- 請求先の名前
まとめ
インボイスの登録は任意ですが、取引先との関係で、実質的に求められることがあります。納税の負担と、仕事への影響の両方を考えて、専門家に相談しながら決めましょう。
税の制度は、改正が続いています。実際の判断では、国税庁の最新の情報や、税理士の助言を確認してください。
関連:一人親方の労災保険(特別加入)、一人親方が仕事をもらう方法7選
ゲンバヒッターで、現場を探してみませんか
募集中の案件に、金額と工期を入れて入札できます。一人親方も歓迎。登録・入札は無料で、費用がかかるのは契約が成立したときの成功報酬のみです。
募集中の案件を見る 無料で登録する