相見積もりに参加する下請けが気をつけること
相見積もりは、安い方が勝つ勝負ではありません。条件の確認と伝え方で、金額以外の強みを見てもらえます。
相見積もりとは、下請けにとってどういうことか
元請けが複数の会社から見積りを取り、比べて発注先を決めるのが相見積もりです。見積りを出す側は、必ず選ばれるわけではありません。だからこそ、出す前の確認と出し方で、無駄な手間を減らし、選ばれる確率を上げましょう。
見積りを出す前に確認すること
- 工事の範囲:どこからどこまでか。撤去・処分・養生・清掃は含むか。
- 条件:工期、作業できる時間帯、材料の支給の有無、駐車場や搬入経路。
- 支払い条件:締め日、支払日、振込方法。
- 必要な資格・保険:建設業許可、賠償責任保険、労災(特別加入)などの条件があるか。
- 何社に声をかけているか:わかる範囲で。多すぎる場合は、労力に見合うか考えます。
わからない点は、見積りを出す前に質問します。聞かずに出すと、あとで食い違いになりやすくなります。
金額だけの勝負にしない
- 内訳を見せる。計算が見える見積りは信頼されやすく、安さ以外の理由で選ばれることがあります(内訳の書き方)。
- 強みを一言添える。同じ工種の実績、対応できる日程、自社施工であること、保険加入など。
- 無理な値引きをしない。安くして受けた仕事は、次も同じ金額を求められやすくなります。最低ラインは先に決めておきましょう(金額の決め方)。
選ばれなかったとき
相見積もりは、半分以上が選ばれないのがふつうです。落ち込む必要はありません。次の点だけ振り返ります。
- 条件の読み違いはなかったか
- 強みが伝わる書き方だったか
- そもそも、自分の最低ラインに合う案件だったか
断った方がよい案件
- 範囲があいまいで、質問しても答えが返ってこない
- 見積りの期間がほとんどなく、現場も見せてもらえない
- 支払い条件が決まっていない、または「入金されたら払う」だけ
- 見積りだけ取って、発注の意思がなさそうに見える
ゲンバヒッターで見積りを出すときは
「見積もり募集」の案件では、金額は「見積り希望」と表示されます。内容を確認して、あなたの見積り金額と工期を出してください。ほかの会社の見積り内容は、見ることができません。発注先を決めるのは元請けで、選ばれたあと、案件専用のチャットで詳細を詰めます。
まとめ
相見積もりで大切なのは、出す前に確認し、内訳と強みを伝え、安売りしないこと。それでも選ばれないときは、次の案件に向けて、条件の読み方と伝え方を見直しましょう。
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