一人親方の見積り・入札金額の決め方
金額を決めるのは、一人親方にとって、いちばんむずかしいところです。先に、自分の最低ラインを計算しておく方法を紹介します。
金額を決めるのは、一人親方にとって一番むずかしい
安くしすぎると、続けるほど苦しくなります。高くしすぎると、選ばれません。大事なのは、自分の「最低ライン」を、先に計算しておくことです。
見積り金額の基本の計算
金額は、次の合計で考えます。
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 労務費 | 1日あたりの単価(人工)× 人数 × 日数 |
| 材料費 | 使う材料の費用。ロスの分も見る |
| 機械・車両費 | 工具、ガソリン代、高速代、駐車場代、運搬費 |
| 産廃・処分費 | 解体や撤去がある場合 |
| 諸経費 | 保険料、道具の消耗、事務の手間など |
| 利益 | 次の道具や、閑散期の生活のための分 |
「1日の単価」の決め方
- 1年間に必要な、生活費・税金・保険料・道具代を、足す
- それを、1年間に実際に現場に出られる日数で割る(雨天・移動・待機・閑散期を引く)
- 出てきた数字が、最低限、受けられる1日の単価です
「現場に出た日」だけで割ると、実際より高く見えます。出られない日の分も、現場に出る日で、まかなうつもりで計算します。
入札・見積りで気をつけること
- 条件を、よく読む。範囲、数量、搬入のしかた、駐車場の有無で、手間が変わります。
- 含まれない作業を、書いておく。後で追加を言われないよう、「〇〇は含まない」と明記します。
- 安売りの入札を、避ける。実績づくりで、一度安くすると、次も同じ金額を求められやすくなります。
- わからない点は、入札の前に、質問する。案件ページの質問欄などで確認してから、金額を出します。
ゲンバヒッターで入札するときは
金額と工期を入れて入札します。入札するときには、成功報酬(契約が成立したときだけ、契約額に応じた段階制)が、誰の負担かを、案件ごとに確認してください。案件によっては、元請けが負担(下請けは満額を受け取れる)になっています。
まとめ
金額は、「相場」だけで決めず、自分の1日の最低ラインから、逆算する。そのうえで、案件ごとの手間を足していくと、迷いが減ります。
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